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Vocal&Guitar:吉川 Guitar:6 Bass:マヤ Drums:Jyo |
☆第3部(3)☆
*ここから再びインタビュー形式に戻ります S「なんだか驚きの連続ですね。あのマヤさんがチアリーダーだったなんて・・・ それで、その正確には部員だった、の部分の所、もう少し詳しく聞かせてもらってよろしいでしょうか?」 B「(コアラのマーチの袋を開けながら)ああ、勿論だよ。 ちゃんと彼女に了解もとってあるから、おおっぴらに話せる(笑)」 ??「その話、私にさせてもらっていいかしら?」 S「あ!あ、あ、あなたはマヤさん!!どうしたんですか!? 確か今日のインタビューはミラノで本格パスタを食べるから来られなかったのでは・・・」 マヤ「そうね、そのつもりだったんだけど、ふふ、気が変わってしまってね。 ミュージシャン・・・殊更、女性ベーシストっていうのは、気まぐれなものなのよ。」 S「そうだったんですか!今日もヨーロピアン調の日傘がきまってますね!」 マヤ「あら、お世辞はよくないわよ?でも、ありがとう。嬉しいわ。 すみません、ブラッドオレンジジュースをくださる?」 B「ほら二人とも、話を戻して(笑)」 マヤ「いけない(笑)私がチアリーダーを辞めてしまった理由・・・ それは本当に自分の力ではどうしようもないことだったの・・・」 S「と、言いますと?」 マヤ「チアガール達が持っているポンポンがあるじゃない?私はあれを作るのがとても得意だった。 マヤ先輩の作るポンポンは世界一だなんて後輩から言われたこともあったくらいよ。 でもある日・・・(運ばれてきたブラッドオレンジジュースに目を落とす。)」 B「ある日、マヤは指を突き指してしまったんだ。」 S「突き指!それは痛いですね・・・」 マヤ「あの頃の私はポンポンを作りすぎていて、そうね、多い日で一日80個は作っていたわ・・・ そんな無理を続けていたばかりに、指はもう限界だったのね。 机に手をついた瞬間、その悲劇は起こったのよ。」 S「ちなみに何指を?」 マヤ「右手のお兄さん指よ・・・。 指っていうとお母さん指やお父さん指をよく使うイメージだけど、実はお兄さん指も無意識のうちに結構使っているものなのね。 全治一週間のその間、私はとても辛かった・・・」 S「突き指が治った後にポンポンは作らなかったんですか?」 マヤ「もちろん作ったわ。・・・いえ、正確には作ろうとした、だけ。 私はあの突き指がトラウマになって、もうポンポンの作れない体になってしまった・・・ だって突き指って、痛い割にはあまり周りの人は心配してくれないし・・・その痛みも結構地味な痛みだし・・・」 S「あー分かります。突き指って結構みんなそんなに心配してくれないんですよねー」 マヤ「だけどね、ポンポンが作れなくたって私は踊れる。 だからポンポンは部員の子に作ってもらって自分は踊りに専念しよう、そう思ったんだけど、やっぱり自分のポンポンじゃないとしっくりいかないの。 だから私は部を辞めた。だけどチア自体を嫌いになった訳ではないから、しばらく指導だけはさせてもらっていたの。」 S「そんな過去があったんですか・・・大変でしたね・・・」 マヤ「ええ・・・」 B「これで、涙ふけよ。(そっとBの刺繍が入ったシルクのハンカチを渡す。)」 マヤ「ありがとう。(ハンカチを受け取る)あんたって、昔からほんと気障よね。(笑)」 S「かくして、マヤさんはロボットチャペックの一員となった訳ですね。」 マヤ「ええ。正直、最初は完全に勢いで入ったの。 でもグッドリバー吉川はとても好青年、あ、女性だから好青年は可笑しいわよね。 とにかく彼女はとってもハッピーで素敵な人だったし、渡辺君もこの通りの人だから、すぐにこのバンドに飛び込んだことは喜びに変わったわ。」 B「彼女が入ってバンドの形態も大分変わったんだ。」 マヤ「ええ、とりあえず渡辺君にはマネージャーをやってもらおうと思ったの。 彼には人を集めてまとめあげる才能があったから。 そしてグッドリバー吉川にはギターボーカルをやってもらうことにした。 エレキフルートはとにかくうるさいだけだったからね。」 B「ワンダバーが聞いたら怒るぞ(笑) 彼女のこの意見に僕はとても驚いたんだ。だけどとりあえずメンバーが少なくともあと2人集まるまでは僕はディジュディドゥーを続けさせてもらうことにした。 人数が少ないうちは少しでも音に厚みを持たせたほうがいいと思ってさ。 なんていうのは建前で単に目立つのが好きだからいきなり舞台裏に入れって言われたのに戸惑ったっていうのが本音だけど(笑)」 マヤ「当時はギターボーカル一人、ベース一人、ディジュリドゥー一人の三人編成。弦楽器や木管楽器もいいけれど、やっぱり欲しいのは・・・」 S「打楽器!」 B「ザッツライト!(コアラのマーチを堺に向かって投げる)」 マヤ「そんな訳で、私たちはドラム探しの旅に出たのよ。」 第3部完。第4部へ続く。 |
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